RFIDデータロガー

開発の背景

近年、労働力の不足や宅配需要の増加によって、物流システムの効率化が求められています。UHF帯RFIDとセンシング機能を組み合わせ、物流の流れをトータルでモニタリングすることで、効率性の改善に貢献することを目指しました。

開発時のテーマ

①物流モニタリングに最適な仕様

 ・幅広い物品のモニタリングに活用できる機能を、1台に完結して搭載すること
 ・ユーザビリティを重視した制御方法

②耐久性の実現

 ・低温物流にも対応し、広い温度範囲で使用可能
 ・防水性の確保

③UHF帯RFIDの良好な通信特性

 ・オペレーターがストレスなく運用できるよう、ハンディリーダにて通信距離5m以上を確保

解決策

①センサーデバイス+バッテリーの搭載

 ・温度、湿度、照度、衝撃検知センサーを搭載
 ・バッテリー搭載により、RFID通信なしの状態でもセンシングデータのログを実現
 ・制御は、UHF帯RFIDの標準コマンドを使用して行えるよう実装

②筐体

 ・各デバイスを実装した基板との最適な組立性を考慮し、防水性を確保できる筐体構造を設計
 ・耐久性に優れる材料を使用

③セミパッシブ機能の採用

 ・UHF帯RFID通信にバッテリーから電力を供給し、通信性能を増強することで、良好な通信距離を実現

開発領域/開発範囲/技術領域


UHFアンテナ設計

基板各種