HFアンテナ設計

開発ポイント

■お客様の要求に合わせた設計が可能

弊社では、お客様が求めているアンテナサイズや形状、基材に何を使用するか等設計する上で必要な情報を確認し、実際に試作が可能であるかシミレーションを実施します。一見難しそうな仕様であったとしても、工夫を施せば試作可能になる場合が多々あります。まずはお気軽にご相談ください。

■設計方法

HF帯アンテナの設計において大事なポイントとなってくるのは、共振周波数を13.56MHz付近に合わせる事です。共振周波数とは、そのアンテナが一番電流を流しやすい周波数の事を指し、共振を13.56MHz付近に合わせる事でアンテナの能力は最大限発揮されます。弊社では、共振を作るのに欠かせない成分であるインダクタンスを計算式から算出致します。計算には「導体の抵抗値」「磁束密度」「ターン数」の3つの要素を組み込み、最適なアンテナパターンを導き出すことが可能です。

■特殊タグの設計

アンテナは、金属に近づける事で通信性能が減衰し、読取が難しくなる場合があります。このような場合は透磁率の観点から周波数を調整し、アンテナに磁性シートと呼ばれる金属の干渉を抑制するシールを貼り合わせる事で通信を可能にすることができます。弊社にはこういった特殊な案件に対する設計実績も多くあります。

磁性シート有無での波形画像

■設計から量産まで対応

社内にアンテナ特性を評価する機器を取り揃えておりますので、設計から評価までを一括で対応致します。また、アンテナは量産を見据えたデザインとなっておりますため試作後の量産までの流れがスムーズです。


開発事例


フレキタグ

フレキの柔軟性を活かしたタグ

Φ10mm FR4 タグ

どんな小さい場所へも組み込める