ICタグ・RFIDタグの仕組み
ICタグ（Integrated Circuit Tag）とRFID（Radio Frequency Identification）タグは、それぞれ異なる仕組みを持っていますが、両者は無線通信を使用してデータの読み書きを行います。
ICタグの仕組み
ICタグの動作は以下のような流れで行われます。
■電磁波の受信
ICタグにはアンテナが搭載されており、外部からの電磁波を受信します。この電磁波は、ICタグに含まれる回路に電力を供給します。
■データの読み書き
ICタグは受信した電力を使用して、内蔵のマイクロチップに格納されたデータを読み書きします。データの読み書きは、外部のリーダーデバイスから送られる電磁波を介して行われます。
■応答の送信
ICタグは、データを読み書きした後、必要に応じてリーダーデバイスに応答を送信します。この応答には、タグ自身の識別情報や読み取ったデータなどが含まれる場合があります。
RFIDタグの仕組み
RFIDタグは、RFIDリーダーから送信される電磁波を受信し、そのエネルギーを使用してデータの読み取りや書き込みを行います。RFIDタグにはアンテナとチップが含まれており、通常、3つのタイプ（パッシブ、アクティブ、およびセミパッシブ〈半アクティブ〉）に分類されます。
RFIDタグの動作は以下のような流れで行われます。
■電磁波の受信
RFIDタグに搭載されたアンテナは、RFIDリーダーから送信される電磁波を受信します。この電磁波はRFIDタグにエネルギーを供給します。
■データの読み書き
パッシブRFIDタグでは、受信したエネルギーを使用して内部のチップに格納されたデータを読み書きします。アクティブRFIDタグでは、内蔵された電池や電源を使用して、データの読み書きが行われます。
■応答の送信
RFIDタグは、データを読み書きした後、必要に応じてリーダーデバイスに応答を送信します。この応答には、タグ自身の識別情報や読み取ったデータなどが含まれる場合があります。
