開発の背景
RFIDタグを選定する際のポイントは様々ですが、機能面では、主に通信性能・耐久性・タグサイズが挙げられます。一般的なプラスチックカードと同じ製造方法では実現が困難な仕様を達成すべく、基板を用いたRFIDタグの開発を行いました。
開発時のテーマ
Φ10FR4タグ
タグサイズの小型化
- 機器などにRFIDタグを組み込めるスペースが限られているケースを想定し、可能な限りタグサイズを小型化することを目指す
フレキタグ
材料構成の制限
- 特殊な運用の下で使用されるため、通常はフレキ基板で使用されることの多いめっき材料を避けることが必要
解決策
Φ10FR4タグ
タグサイズの小型化
- ファインパターンを実現でき、かつ外形加工の精度に優れるFR4基板を採用。FR4基材に適したアンテナ設計を行うことで、小型化と通信性能の確保を両立。
フレキタグ
特殊構成の採用
- 上記のめっき材料を使用しない構成とすることで、特殊な条件下の運用が可能な構成とした。また、アンテナパターンの腐食を防止は、カバー材などを併用により実現