ICカード

MIFAREカード

マイフェアカードはNXPセミコンダクターズ社が製造する非接触ICチップを搭載しており、非接触ICカードとしては世界で最も広く活用されているカードです。

MIFAREカード

MIFARE Classic EV1 1K(MIFARE Standard 1K)

MIFARE Classic EV1 1KはNXPセミコンダクターズ社が製造する非接触ICチップで、非接触ICカードとしては世界で最も広く活用されているカードです。

MIFARE Classic EV1 4K(MIFARE Standard 4K)

通常のMIFARE Classicカードはメモリ容量が1Kバイト(ユーザ使用領域:752バイト)なのに対して、こちらは4Kバイト(ユーザ使用領域:3,440バイト)のメモリ容量を持ちます。MIFARE Classic 1Kカードではメモリが不足する場合に4Kカードが役立ちます。

MIFARE Ultralight EV1

MIFARE Ultralight はISO14443TypeAに準拠したICチップでMIFARE Classicカードの廉価版として開発されました。またNFC(Near Field Communication)Type2にも準拠しております。

MIFARE Ultralight C

MIFARE Ultralight CはMIFARE Ultralightの簡便なブロック構造に3DESのセキュリティを搭載したICカードです。

MIFARE Ultralight AES

MIFARE Ultralight AESはMIFARE Ultralightの簡便なブロック構造にAESのセキュリティを搭載したICカードです。

MIFARE Plus

MIFARE PlusはAES暗号を採用した、従来のMIFARE Classicシリーズよりも高いセキュリティを持つICカードになります。

MIFARE DESFire

MIFARE DESFireは高速通信・高セキュリティ・複数のアプリケーションを搭載可能という万能なICカードです。

FeliCaカード

ソニー社が開発した非接触ICチップであるFeliCaカード(フェリカカード)は、Suicaなどハイセキュリティな環境で使用されているカードです。

FeliCaカード

FeliCa Standard

FeliCa Standardは業界最高レベルのセキュリティ性を持ち、交通系ICカードやEdyなどの電子マネー決済サービス、学生証や入退場にて広く利用されているICチップです。

FeliCa Lite-S

FeliCa Lite-Sは勤怠管理や入退場用カードとして幅広く利用されています。
FeliCa Standardより安価であり、多くの企業で社員証としても採用されているICチップです。

NTAGカード

NXP Semiconductors社が開発したNFC(Near Field Communication: 近距離無線通信)技術を利用したICカードの一種です。このカードは、NTAGシリーズのチップを内蔵しており、非接触型で情報をやり取りすることができます。

NTAGカード

NTAG 210/212/213/215/216

NTAGシリーズはNFCタグとしての機能に特化したNFCType2に準拠したチップです。ブロック構成がシンプルに1ブロック4バイト×n個の形になっており、各チップのメモリ容量が80バイト、164バイト、180バイト、540バイト、924バイトになります。

NTAG 424 DNA

NTAG 424 DNAはSUN(Secure Unique NFC) メッセージ機能を持つ特徴的なセキュリティチップです。

NTAG 424 DNA Tag Tamper

NTAG 424 DNAにタグタンパー機能が搭載されたチップになります。

その他 非接触ICカード

ICODE SLIX

ICODE SLIXはISO 15693準拠のICチップです。ISO 15693は近傍型のICで、MIFAREやFeliCa等の近接型のICより通信距離が長いのが特徴です。

ICODE SLIX2

ICODE SLIXはISO 15693準拠のICチップです。ICODE SLIXとの互換性を持っています。

Tag-it Plus

Tag-it Plusはテキサスインスツルメンツ社が製造しているISO 15693準拠のICチップです。ISO 15693は近傍型のICチップで、近接型に分類されるMIFAREやFeliCa等と比べて通信距離が長いのが特徴です。

Dual

Dualは、HF帯とUHF帯の異なる周波数帯ICチップを1つのアンテナにして、1枚のタグ収めたものです。例えばHF帯はセキュリティ認証、UHF帯は長距離認証と2つの用途を1つのタグで同時に使用することができます。

COMBI(LF+HF) COMBI(HF+UHF)

コンビカードは、2種類の異なる周波数帯のICを1つのカードに収め、複数のアプリケーションに対応できるようにしたものです。既存システムを維持しつつ、新規システム(別の周波数帯)導入の際に効果を発揮します。

HF帯

HF帯(High Frequency)は13.56MHzの周波数を利用した近距離通信のRFIDで、交通系カード、クレジットカード、入退室カード、マイナンバー、免許証、パスポートなどのセキュリティの高いソリューションで使われるものが多く、ICチップもセキュリティ性を重視したものが、多くラインナップされています。スマホなどに実装されているNFCも同じHF帯を利用しています。

LF帯

LF帯(Low Frequency)は長波と呼ばれる~135KHzの周波数帯のRFIDで、家畜用ICタグ、車のイモビライザー、スキー場リフト券、ビルの入退場カードなどで利用されています。水分の影響も受けにくく、障害物があるところでも電波が回り込みをするため、安定した読み取りが出来ます。

UHF帯

UHF帯(Ultra High Frequency)は920MHzの周波数を利用したRFIDで、アパレルタグ、物流タグ、商品管理タグなどに利用されています。長距離通信(1~10m)が可能で、高速読取および複数個を同時に読ませることが出来ます。

ハイセキュリティ

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環境木製カード

用語解説

【マイフェアカードとは】

MIFAREはもともとはMikronによって開発されたもので、MIFAREは「MIkron FARE-collection System」の略です。Mikronは、アメリカ合衆国のAtmel、オランダのフィリップス、ドイツのシーメンスにMIFARE技術をライセンスしましたが、最終的には1998年にフィリップス社によって買収されました。フィリップスによる買収の後、日立製作所もMIFAREのライセンスを取得しました。これは1999年に開始され2006年に終了したNTTの非接触ICテレホンカードの開発プロジェクトのためでした。現在はNXPセミコンダクターズ社(フィリプス社の技術部門が独立)及びインフィニオン社により製造・販売されています。その高い信頼性と簡易な開発環境および低価格化の成功により世界的に大規模に普及しています。

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