通い箱管理 (一般社団法人 自動車再資源化協力機構)
概要
自動車再資源化協力機構様は、リサイクル社会のパートナーとして自動車のフロン類、エアバッグ類のリサイクルを円滑に行うための窓口となり地球の環境を守り、循環型社会を推進しておられます。
エアバックには何種類もの化学物質が含まれおります。各物質ごとに処理を行う工場が異なり、合計10ヵ所程の工場を経由し解体を行います。
また、爆発性のある化学物質も含まれており、今どこの工場にあるのか入出荷管理する必要がありました。ICラベルタグ導入前は、通い箱に数字が印字されたラベルを貼り付けており、入出荷時に用紙に記入して記録を取っておられ、各工場で毎日の作業の中で手間になっておりました。
企業情報
社名:一般社団法人 自動車再資源化協力機構
所在地:〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30 日本自動車会館16階
事業内容:
フロン回収作業、エアバッグ類解体作業のコンサルティング
URL:https://jarp.org/
使用タグについて
ICODE SLIXのラベルタグを採用いただいております。
ラベルサイズは60mm×100mmと比較的大きいサイズです。
基材はPETとなっており、券面に文字、数字、1次元バーコード、2次元バーコードの印字も可能です。
またラベルサイズに伴い、アンテナのサイズも大きく設計されているため、使用環境によっては100mm以上の通信距離を保つことができます。
内容(運用/課題解決/成果など)
NFCを使用してスマートフォンで通い箱ごとの可変情報を取得し、スマートフォン上のアプリで管理を行っております。ICラベルタグに可変番号をNDEFでエンコードしており、各通い箱ごとに番号が割り振られています。
ICラベルタグは通い箱の両側面に貼付、どちら側からでも読取ができます。また、ICODE SLIXラベルタグの性質上、通信距離も比較的保てるため、チャーターボックスの金網越しでも認証することができます。
用紙に記入して記録を取っていた頃と比べ、ICラベルタグを導入したことで、かざすだけで自動的に管理ができるようになったため、集計が早いだけでなく、作業効率が格段に上がり、管理内容がより正確にまとめられるようになりました。